「へえ、それで、その宴でカイの料理を提供することになったんだ」

「ああ、何を考えているのか全く分からん」

 朝ご飯をいつものように3人で食べながら昨日の出来事をハトリさんにも共有する。

 ハトリさんは「んー」と、カボチャの煮つけを食べながら考えている。

「でもまあ、とりあえず行ってみるしかないよね」

「そうだな」

「真由ちゃん、もし屋敷の中に入ったら絶対にカイから離れちゃだめだよ?」

「はいっ」