夜。今日は家でゆっくりと過ごした。
貰ったお菓子はハーブティーにぴったりで、今日の15時のおやつの時間は幸せな時を過ごすことが出来た。
ハーブティーって、本当にどうしてこんなに心を落ち着かせてくれるのだろう。
「カイさん」
「ん?」
「この世界は……」
一度息を吸って吐いてから、言葉を紡ぎ出した。
「人間がいると、壊れてしまうのですか?」
カイさんは私の顔を見て、数秒してから口を開く。
「……なんでだ?」
「最近地震が多いじゃないですか。住人の人が話すのを聞いてしまって。私、自分のせいでこの街の人たちに迷惑かけるなんて、絶対に嫌なんです」
「……俺も、ちゃんとしたことは分からないんだ。地震だって、別に人間がいなくても起こる時は起こる。でも確かに、そういう話があることは本当だ。ただ、絶対にそうだということは出来ない」
「そう、なんですか」
「ただ、それを信じている人もいるからな。そいつらに存在を知られるのはまずい」
「知られたら、どうなるんですか?」
「そうだな……最悪殺されかねない。人間の存在を消すことで、この現象を止めることが出来るという説もあるからな。ただ、さっきも言った通りただの噂でしかないし、本当のことは分からないんだ。だから、真由はあまり気にしなくてもいい。ただ、それについて詳しく書かれた本がどこかにあるらしいが……。それも本当かどうか分からないしな」
「そうなんですね……」
「ああ…………」
カイさんは、何やら考えている様子。
あまりこの話をしてカイさんを困らせるのも悪いし、今日はこの辺で終わりにしておこう。
できるだけ自分で調べられることは調べるようにしないと、もし何か解決策を見つけられたらきっとこの世界の為にもなるだろうし。
「まあ、真由はとにかく普段通りな」
「はい」
貰ったお菓子はハーブティーにぴったりで、今日の15時のおやつの時間は幸せな時を過ごすことが出来た。
ハーブティーって、本当にどうしてこんなに心を落ち着かせてくれるのだろう。
「カイさん」
「ん?」
「この世界は……」
一度息を吸って吐いてから、言葉を紡ぎ出した。
「人間がいると、壊れてしまうのですか?」
カイさんは私の顔を見て、数秒してから口を開く。
「……なんでだ?」
「最近地震が多いじゃないですか。住人の人が話すのを聞いてしまって。私、自分のせいでこの街の人たちに迷惑かけるなんて、絶対に嫌なんです」
「……俺も、ちゃんとしたことは分からないんだ。地震だって、別に人間がいなくても起こる時は起こる。でも確かに、そういう話があることは本当だ。ただ、絶対にそうだということは出来ない」
「そう、なんですか」
「ただ、それを信じている人もいるからな。そいつらに存在を知られるのはまずい」
「知られたら、どうなるんですか?」
「そうだな……最悪殺されかねない。人間の存在を消すことで、この現象を止めることが出来るという説もあるからな。ただ、さっきも言った通りただの噂でしかないし、本当のことは分からないんだ。だから、真由はあまり気にしなくてもいい。ただ、それについて詳しく書かれた本がどこかにあるらしいが……。それも本当かどうか分からないしな」
「そうなんですね……」
「ああ…………」
カイさんは、何やら考えている様子。
あまりこの話をしてカイさんを困らせるのも悪いし、今日はこの辺で終わりにしておこう。
できるだけ自分で調べられることは調べるようにしないと、もし何か解決策を見つけられたらきっとこの世界の為にもなるだろうし。
「まあ、真由はとにかく普段通りな」
「はい」