その人の表情は、カイさんと話す前よりもずっとずっと前向きになっている。
ハーブティー1つで、こんなにも人の気持ちを変えるなんて、ハーブティーそのものももちろんすごいし、1人1人に合わせたものを選ぶことのできるカイさんがなにより素晴らしい。
「ありがとう、来て良かった」
「はい」
「ここのハーブはあなたが育てているの?」
「ええ、そうですよ」
「そうなの」
女の人は、なにやら考えている。
「あなたのハーブ、お菓子に使えないかしら?」
「そうですね……。そんなに大量に作っているわけではないので、種類によっては提供できるのものもあるかもしれません」
「そうなの。それなら後で連絡くれるかしら? これに」
「ええ、いいですよ」
何やら名刺のようなものをカイさんに渡すと、「じゃあ、よろしくね」と言ってその人は帰る用意をする。入って来た時とは全然違い、背筋がぴんと伸びていて、かっこいい大人の女性の雰囲気を醸し出していた。
カイさんのハーブで作るお菓子、香りが良くて絶対に美味しい。
カイさんのハーブを飲んで、そのハーブを使ったお菓子を思いつくことの出来る発想力、私も身に着けたい。
ハーブティー1つで、こんなにも人の気持ちを変えるなんて、ハーブティーそのものももちろんすごいし、1人1人に合わせたものを選ぶことのできるカイさんがなにより素晴らしい。
「ありがとう、来て良かった」
「はい」
「ここのハーブはあなたが育てているの?」
「ええ、そうですよ」
「そうなの」
女の人は、なにやら考えている。
「あなたのハーブ、お菓子に使えないかしら?」
「そうですね……。そんなに大量に作っているわけではないので、種類によっては提供できるのものもあるかもしれません」
「そうなの。それなら後で連絡くれるかしら? これに」
「ええ、いいですよ」
何やら名刺のようなものをカイさんに渡すと、「じゃあ、よろしくね」と言ってその人は帰る用意をする。入って来た時とは全然違い、背筋がぴんと伸びていて、かっこいい大人の女性の雰囲気を醸し出していた。
カイさんのハーブで作るお菓子、香りが良くて絶対に美味しい。
カイさんのハーブを飲んで、そのハーブを使ったお菓子を思いつくことの出来る発想力、私も身に着けたい。