夜になり、スミレさんが迎えに来てくれた。お昼に着ていたワンピースではなく、ラフなパンツ姿なのに妖艶さがどこからか漂う。
「22時くらいになったら迎えに来てね」
「あ、いえ、そんな。1人で大丈夫です」
「ダメだ。1人は危険すぎる。絶対に迎えに行くから、待ってろよ?」
「分かりました」
確かに、言われてみれば22時の空はもう完全なる暗闇で、しかもスミレさんの家に行くのは初めてだから道だってよく分からないし、余計な心配を掛けさせてしまうよりだったら、素直に最初から「はい」と言っていた方が良かったかもしれない。
「じゃあ、行きましょう」
「はい」
スミレさんの横に立つと、意外と身長差があって自分が小さく感じられる。
スタイルもいいんだなと、しみじみと思う。
「真由ちゃんは、何色が好きかしら?」
「ええとですね……水色が好きです」
「あら、いいわね。真由ちゃんのイメージにぴったりだわ。確か、水色の浴衣もあったはずよ」
スミレさんのように素敵な人に褒められると、照れ臭くなる。
「22時くらいになったら迎えに来てね」
「あ、いえ、そんな。1人で大丈夫です」
「ダメだ。1人は危険すぎる。絶対に迎えに行くから、待ってろよ?」
「分かりました」
確かに、言われてみれば22時の空はもう完全なる暗闇で、しかもスミレさんの家に行くのは初めてだから道だってよく分からないし、余計な心配を掛けさせてしまうよりだったら、素直に最初から「はい」と言っていた方が良かったかもしれない。
「じゃあ、行きましょう」
「はい」
スミレさんの横に立つと、意外と身長差があって自分が小さく感じられる。
スタイルもいいんだなと、しみじみと思う。
「真由ちゃんは、何色が好きかしら?」
「ええとですね……水色が好きです」
「あら、いいわね。真由ちゃんのイメージにぴったりだわ。確か、水色の浴衣もあったはずよ」
スミレさんのように素敵な人に褒められると、照れ臭くなる。