料理を堪能していると、空はすっかりと暗くなった。
「いらっしゃいませ」
1人の女の人が店内に入ってくる。
「はあ」
隣の席に来たその人は、座るなり大きなため息をつく。
「どうしたんですか?」
「失恋、しちゃったのよ。こんな時に飲むハーブティはある?」
「ええ、アモールというハーブティが良いと思いますよ。心の傷を癒すような、優しい味のハーブティーです」
「じゃあ、それちょうだい」
「かしこまりました」
カイさんは棚から茶葉を選び、それを淹れていく。少し酸味のある香りが漂ってくる。透明のティポットから見えるその色は奇麗なピンク色で、視覚からでも十分に楽しむことが出来る。
「ここね、その日の気分によってハーブティを淹れてくれるのよ。食欲がない、とか、気分が落ち込んでる、とかね。もちろん普通に楽しむだけでもいいし」
「へえ、そうなんですね。すごいです」
カイさんの頭の中にはどれだけのハーブの種類がインプットされているのだろう。きっと、膨大な量に違いない。
カイさんのお店を手伝うと決めたのだから、私も1つずつハーブを覚えていかないと。
「いらっしゃいませ」
1人の女の人が店内に入ってくる。
「はあ」
隣の席に来たその人は、座るなり大きなため息をつく。
「どうしたんですか?」
「失恋、しちゃったのよ。こんな時に飲むハーブティはある?」
「ええ、アモールというハーブティが良いと思いますよ。心の傷を癒すような、優しい味のハーブティーです」
「じゃあ、それちょうだい」
「かしこまりました」
カイさんは棚から茶葉を選び、それを淹れていく。少し酸味のある香りが漂ってくる。透明のティポットから見えるその色は奇麗なピンク色で、視覚からでも十分に楽しむことが出来る。
「ここね、その日の気分によってハーブティを淹れてくれるのよ。食欲がない、とか、気分が落ち込んでる、とかね。もちろん普通に楽しむだけでもいいし」
「へえ、そうなんですね。すごいです」
カイさんの頭の中にはどれだけのハーブの種類がインプットされているのだろう。きっと、膨大な量に違いない。
カイさんのお店を手伝うと決めたのだから、私も1つずつハーブを覚えていかないと。