シドウさんとも別れて、カフェに戻ってくる。
結局、キキョウさんには2度会えることはなかった。
カフェにつくと、そのの中はもう暗くなっていて、そのまま家に帰った。
「ただいま」
「おかえり。夕食、出来てるぞ」
「ありがとうございます、あ、あの……今日、ジンジャークッキーを焼いたんです。ぜひカイさんにも食べて欲しくて」
恐る恐る、クッキーの入った袋を渡すと、満面の笑みを浮かべてカイさんはそれを受け取ってくれた。
「お、ありがとうな。じゃあ、夕食の後に食べるか」
カイさんの笑顔を見ると、やっぱり心の温度がじんわりと上がってきて、でもこの気持ち、私知ってる。
家族といる時にも感じる温かさで、それと同じだ。
でもキキョウさんに対しては違う。さっきの女の子といる姿を見たときに苦しくなった。それは多分……嫉妬。
私もキキョウさんの隣を歩きたいという欲求が、あの瞬間確かに湧いてきていた。
「あ、今度シドウさんがハーブティーを飲みに来てくれるって言ってたんです。私、またハーブティーの勉強頑張るので、色々教えてくださいっ」
「ああ、もちろんだ」
結局、キキョウさんには2度会えることはなかった。
カフェにつくと、そのの中はもう暗くなっていて、そのまま家に帰った。
「ただいま」
「おかえり。夕食、出来てるぞ」
「ありがとうございます、あ、あの……今日、ジンジャークッキーを焼いたんです。ぜひカイさんにも食べて欲しくて」
恐る恐る、クッキーの入った袋を渡すと、満面の笑みを浮かべてカイさんはそれを受け取ってくれた。
「お、ありがとうな。じゃあ、夕食の後に食べるか」
カイさんの笑顔を見ると、やっぱり心の温度がじんわりと上がってきて、でもこの気持ち、私知ってる。
家族といる時にも感じる温かさで、それと同じだ。
でもキキョウさんに対しては違う。さっきの女の子といる姿を見たときに苦しくなった。それは多分……嫉妬。
私もキキョウさんの隣を歩きたいという欲求が、あの瞬間確かに湧いてきていた。
「あ、今度シドウさんがハーブティーを飲みに来てくれるって言ってたんです。私、またハーブティーの勉強頑張るので、色々教えてくださいっ」
「ああ、もちろんだ」