えっ……?
社長は、にこやかと笑顔になった。
 その笑顔にとんでもない圧力が容赦なくかかる。

「でも、服を着替えたいし……」

「なら、大丈夫。今日の予定は?」

 えっ?今日の予定?何故急に予定を聞いてくるのかしら?
 私は、動揺するが慌ててスケジュールの予定を思い出した。
えっと……確か。

「えっと…9時半から新商品の打ち合わせと
その後に○○株式会社と会う約束がありますが」

「なら午前中の打ち合わせは、全てキャンセルしろ。
理由は、俺の都合とでも言っておけ」

「は、はい?って……えっ?何を言っているのですか!?」

午前中の仕事をキャンセルとか何を考えているのよ!?

「中途半端に言っても仕事にならない。
それよりも俺は、夏希との時間を大切にしたい」

 そう言いながら私に近付いてくる。
すると無理やりベッドに行き私をベッドに押し倒してきた。

「ちょっと!?何を考えているのですが……」

「うん?昨日の続き……」

 ニコニコしながら服を脱がそうとしてくるではないか。
はい……?この男は……。
 必死に抵抗するが昨日のせいで 身体が敏感になっていた。

「うん?聞こえない……」

 ニコッと笑顔で言うと強引にキスをしてきた。
待ってってば……。
 社長は、そんな私をお構いなしに抱いた。
そして結果。2人で遅れて出勤する事になった。