ユウヒの担当者がそれに気付いて言った。
「ホテイさん、これで絆創膏買って貼って下さい!」
彼が差し出した五百円硬貨を見て驚く。
「そんな!いいです!そこまでして頂くのは!」
「いえ、実は俺もあちこち切っちゃって…。一枚差し上げますんで、申し訳ないですけど、買って来てもらってもいいですか?」
彼には日頃お世話になっているし、やっぱり痛いのとが手伝って私は申し出を受けた。
店内で絆創膏を買って戻りお釣りを渡すと、すぐに箱を開けて一枚取り出し渡してくれた。
「なんか…気を遣って頂いてごめんなさい」
「いえいえ、俺の方こそパシりやらせちゃってスミマセン!」
その後はスムーズに作業が進み、先にユウヒの担当者が帰ってから私もすぐに作業を終了する事が出来た。
ゴミの始末をしてもう一度出来上がった棚を見る。
うん、我ながらいい出来だわ。
コインロッカーまで行き、作業着の上着から鍵を出そうとポケットに手を入れる。
あら?
…鍵が、…ない…。
私は反対側のポケットにも手を入れて確認してみた。
やっぱり…
こっちにもないわ…。
「ホテイさん、これで絆創膏買って貼って下さい!」
彼が差し出した五百円硬貨を見て驚く。
「そんな!いいです!そこまでして頂くのは!」
「いえ、実は俺もあちこち切っちゃって…。一枚差し上げますんで、申し訳ないですけど、買って来てもらってもいいですか?」
彼には日頃お世話になっているし、やっぱり痛いのとが手伝って私は申し出を受けた。
店内で絆創膏を買って戻りお釣りを渡すと、すぐに箱を開けて一枚取り出し渡してくれた。
「なんか…気を遣って頂いてごめんなさい」
「いえいえ、俺の方こそパシりやらせちゃってスミマセン!」
その後はスムーズに作業が進み、先にユウヒの担当者が帰ってから私もすぐに作業を終了する事が出来た。
ゴミの始末をしてもう一度出来上がった棚を見る。
うん、我ながらいい出来だわ。
コインロッカーまで行き、作業着の上着から鍵を出そうとポケットに手を入れる。
あら?
…鍵が、…ない…。
私は反対側のポケットにも手を入れて確認してみた。
やっぱり…
こっちにもないわ…。