朝起きて宝石箱を見るのが私の日課となっているのを彼は知らない…。
仕事に行く時はアクセサリーの類を一切つけないけれど、実は彼からもらったペンダントを毎朝拝んでいる事を彼は知らない。
あのペンダントは私にとってお守りのようなもの。
見る度にあの時の喜びを思い出し、二人の事を守って下さいとお願いしている。
だから気付いてしまったの…。
数少ない私の指輪がひとつ。
見えなくなっているのを…。
最初はどこかに落ちてしまったのかと思い、箱の中をくまなく探した。
けれど宝石箱のリングクッションに挟んであるものがおいそれとなくなるとは考えにくい。
探した結果、やはり箱の中にはどこにも見当たらなかった。
考えられるのはただひとつ。
私以外にこの箱を触れる可能性のある人物…直人が持ち去ったと考えるのが妥当でしょう。
ではその目的は?
仕事に行く時はアクセサリーの類を一切つけないけれど、実は彼からもらったペンダントを毎朝拝んでいる事を彼は知らない。
あのペンダントは私にとってお守りのようなもの。
見る度にあの時の喜びを思い出し、二人の事を守って下さいとお願いしている。
だから気付いてしまったの…。
数少ない私の指輪がひとつ。
見えなくなっているのを…。
最初はどこかに落ちてしまったのかと思い、箱の中をくまなく探した。
けれど宝石箱のリングクッションに挟んであるものがおいそれとなくなるとは考えにくい。
探した結果、やはり箱の中にはどこにも見当たらなかった。
考えられるのはただひとつ。
私以外にこの箱を触れる可能性のある人物…直人が持ち去ったと考えるのが妥当でしょう。
ではその目的は?