成田が指定した店は、なんとうちの会社が経営するダイニングバーだった。
北新地の一等地に立地するかなり高級感溢れる店だ。
俺も出張の時に一度だけ立ち寄った事があるが、飲食はしていない。
「すごいわ…。なんだか隠れ家的なお店ね…」
「入り口はそう見えるが中に入ると広くてな。店全体が水族館をイメージしてるんだ」
「そうなの…」
「入ろうか」
「ええ」
店内に入ると静かなムーディな音楽が流れている。
近づいて来た店員に、「成田という名前で予約をしている筈なんですが」と告げると「承っております」と言われ、席に案内された。
個室とまではいかないが隣同士の間隔がゆったりととってあり、お互いの会話が聞こえないように配慮された席だった。
北新地の一等地に立地するかなり高級感溢れる店だ。
俺も出張の時に一度だけ立ち寄った事があるが、飲食はしていない。
「すごいわ…。なんだか隠れ家的なお店ね…」
「入り口はそう見えるが中に入ると広くてな。店全体が水族館をイメージしてるんだ」
「そうなの…」
「入ろうか」
「ええ」
店内に入ると静かなムーディな音楽が流れている。
近づいて来た店員に、「成田という名前で予約をしている筈なんですが」と告げると「承っております」と言われ、席に案内された。
個室とまではいかないが隣同士の間隔がゆったりととってあり、お互いの会話が聞こえないように配慮された席だった。