許された事に安堵して、二人で訪れた高級ホテル。
贅沢なお食事を堪能して部屋で愛し合って…

とてつもない幸せに包まれて
今にも天に昇るかのようだったのに…

それを壊したのは、誰でもない、この私。

初めて本能の赴くままのあの人に、嬉しい反面不安が襲い掛かって。
無理矢理あの人の過去をほじくりかえした。

あの人は臆する事なく、赤裸々に語ってくれたというのに
心の狭い私はどうしても不安を取り除く事が出来ず。

あの人を突き放してしまった…。

あの人はいつだって私の気持ちを最優先に考えてくれた。
だからあの時も、私の我儘を聞いて話したくもない辛い話をしてくれた。

それなのに私は…
自分から望んだ事でありながら、愚かにもその事実に打ちのめされて。

大切な人を傷つけた。