「安曇野さんよ!ホテイは商売のやり方見直すんじゃなかったのか!?」

私はこの担当者の言っている意味が理解出来ず、オロオロと目を泳がせた。

「ええ…。そうですが…」

答えた課長も心なしか戸惑っているように思える…。

担当者は怒りを隠そうともせずに続けた。

「だったらこれはないでしょ!?」

「…そう、仰いますと…?」

あくまでも心外だという様子で聞き返した課長に、担当者の容赦ない怒号が飛んだ。

「安曇野さん、うちを舐めてんのか!?なんでうちの担当が女なんだよっ!?」

「あの…」

未だに担当者の言う事を理解していないのか、課長が口ごもる。

「アンタさ、女を担当にするなんて何考えてんの!?バカにするのも程がある!ホテイはやっぱり反省なんかしてねぇんだろ!?」

なんですって…?

言わせておけばシャアシャアと…

言いたい事をズケズケと…

言ってくれるじゃありませんか。