寺島海人。麻衣ちゃんの男友達っていう縁で、就職口が決まるまでの半年間くらい一緒に働いた男の子。
二ヶ月前、スポーツジムのインストラクターの採用が決まり、めでたく送別会の運びとなったんだけども。その席でまさかの告白をされて『ゴメンナサイ』した相手というね・・・・・・。
さすが体育会系は過去にはこだわらないんだなぁ・・・。あたしは気まずいなぁぁ。
「紀子サマの誕生日だから、地球が滅亡しても来るって言ってました」
いや、そこまで頑張る必要ないから!
「一緒に暮らしてるオジサンはもう諦めて、海人にしたらどーです?ちょっと暑苦しいトコあるけど、マジメでまあまあイケてて、そこそこ優良物件ですよー?」
それはね。そうかもなぁって思わなくもない。ないけどね。
「地球が滅亡しても、千秋さんがかわいいって思いながら死にたい」
こっちも真面目に返したら、容赦なく冷めた視線が注がれた。
だってしょうがない。
美味しいもの食べるのも、桜を見るのも花火を見るのも、クリスマスもお正月も、千秋さんと一緒がいいんだから。
誕生日っていう特別なアニバーサリーなら尚更。千秋さんを独り占めしたくてしょうがないんだから。
こじらせてなんかない、あたしはずっと。千秋さん一筋なんだから。
二ヶ月前、スポーツジムのインストラクターの採用が決まり、めでたく送別会の運びとなったんだけども。その席でまさかの告白をされて『ゴメンナサイ』した相手というね・・・・・・。
さすが体育会系は過去にはこだわらないんだなぁ・・・。あたしは気まずいなぁぁ。
「紀子サマの誕生日だから、地球が滅亡しても来るって言ってました」
いや、そこまで頑張る必要ないから!
「一緒に暮らしてるオジサンはもう諦めて、海人にしたらどーです?ちょっと暑苦しいトコあるけど、マジメでまあまあイケてて、そこそこ優良物件ですよー?」
それはね。そうかもなぁって思わなくもない。ないけどね。
「地球が滅亡しても、千秋さんがかわいいって思いながら死にたい」
こっちも真面目に返したら、容赦なく冷めた視線が注がれた。
だってしょうがない。
美味しいもの食べるのも、桜を見るのも花火を見るのも、クリスマスもお正月も、千秋さんと一緒がいいんだから。
誕生日っていう特別なアニバーサリーなら尚更。千秋さんを独り占めしたくてしょうがないんだから。
こじらせてなんかない、あたしはずっと。千秋さん一筋なんだから。