意味がワカラナイ。お付き合いって誰と誰が?聞き間違い?ドッキリ?このひと正気?あたしは正気・・・!!

お腹の底をギュッと引き締め、真っ直ぐ見返す。向こうもたじろがない。分かんないけど本能が受け付けない、何もかも。

「・・・言ってることがひとっつも理解できないし、こういうコトすんの、千秋さん一番キライですよ?」

途端、彼女の目が泳いだ。

「ナニを匂わせに来たのか知りませんけど、今日は見逃すんで頭冷やしたほうがいいんじゃないですか?それと」

一周回って振り切れてんのか、自分のじゃないみたいな冷淡な声が出た。

「あたしと千秋さんの間に割り込もうなんて、百万年かかってもムリ。千秋さんにあたしより大事なモノないから。・・・まだ言うことあります?いっくらでも教えますよ、ハタさんの知ってる千秋さんが、あたしの知ってる千秋さんの一億分の一くらいだってこと」

色を失くした表情が強張り、開きかけた唇が躊躇ったのが見えた。すかさず最後の一撃を容赦なく撃ち込む。

「アナタと千秋さんがどんな関係だろーと知ったこっちゃない。どーぞお引き取りください」