午後になると、ぶらりと立ち寄ってくれるお客が入れ替わり立ち替わり。先にお昼を済ませたあたしは麻衣ちゃんと店番を交代すると、レジカウンターであんまり得意じゃないポップに手こずっていた。
「いらっしゃいませ~」
ガラスもステンシルでクリスマス風な自動ドアが開く機械音に顔を上げ、笑顔でお客さんを迎える。
見た感じ、リクルートスーツにコートを着た営業回りっぽいOLさん。仕事サボってんのかなー、なんかの覆面調査かなー。勝手に想像して手元に目を落とす。
「あの・・・すみません」
「ハイッ、なにかお探しでしょうか?!」
意識が下に集中しかけたところに声をかけられ、慌て気味に。
「町田さんて、いらっしゃいますか?」
「ハイ?」
町田さんてあたしの他にいたっけ? 一瞬マヌケた。
「いらっしゃいませ~」
ガラスもステンシルでクリスマス風な自動ドアが開く機械音に顔を上げ、笑顔でお客さんを迎える。
見た感じ、リクルートスーツにコートを着た営業回りっぽいOLさん。仕事サボってんのかなー、なんかの覆面調査かなー。勝手に想像して手元に目を落とす。
「あの・・・すみません」
「ハイッ、なにかお探しでしょうか?!」
意識が下に集中しかけたところに声をかけられ、慌て気味に。
「町田さんて、いらっしゃいますか?」
「ハイ?」
町田さんてあたしの他にいたっけ? 一瞬マヌケた。