「そーいやチアキさんのリアクションは?」

「えーっと、泊まりになったって送ったら既読になって返事はまだデス」

「へぇ。ならまだ見込みあるんじゃね?」

見込み?ある?!思わず目を輝かす。

「気が気じゃないんだろってハナシ。まあ待ってりゃ来るさ。それまでのんびり飲むか」

「喜んでー!」

ハルトさんがルームサービスを頼み、手足を伸ばして寝っ転がっても余裕そうな広々ソファで、オードブルの盛り合わせやカットフルーツを肴に、優雅にシャンパンなんか開けたりして。

長い脚を組んでグラスを傾けるイケメンさんに遠慮なく見惚れながら。ホテルの部屋に二人きりってシチュエーションに危機感もなかったのは、自然体でまるで怪しい空気を感じないハルトさんのおかげ。

段々あたしの千秋さん愛が爆発してっても、嫌な顔ひとつしないで相手してくれる。これがレンタルお兄さんとかだったら、間違いなくリピ決定!