「ノンちゃんも26歳になるんだねぇ」

味噌汁をすすりながらしみじみ言われてる。

遠い目して懐かしんでる場合じゃないですヨー?ほら、目の前に食べ頃を過ぎちゃいそーなお嬢さんがいますヨー?熟れすぎちゃいますヨー?

「ほんとだよねぇ、もう26なんだよねぇ。いーかげん結婚する歳だよねぇぇぇ」

「誰か好いひとがいたら僕に遠慮しないで、お嫁にいっていいからね?」

「うん。遠慮なんかしないし、さっさと貰ってもらうから!」

「ノンちゃんを下さいって言われたら僕、泣いちゃいそうだなぁ」

「あたしも泣いちゃいそうだなぁ」

千秋さんにそう言われたら!