「なら来週の土曜なー?野乃、紀子のシフト空けてやってよ。・・・んー、紀子ん家まで迎えに行くから住所送って」
さくさく店長の野乃さんに了解を取り付けると、あたしにスマホを突き出す。
ハルトさんとそのとき初めてSNSのアカウントを交換。セルドォルによく顔を出してもスタッフじゃないし不思議なカンジがしなくもない。・・・っていうか。なんかこれ、公開デートみたいになってない?!
「オジサンも焦るんじゃないですかねー?ハルトさん、どう見ても遊んでるっぽいしー」
「見えるだけだって」
「なんかされたら相談に乗る」
麻衣ちゃんとのやり取りを聞いてたマキノさんがあたしに向かってボソッと。
「刑事さんは怖いねぇ」
ハルトさんはクスクス笑いながらあたしの頭をポンポンした。
「まあオニーサンに任せときな」
妙な成り行きになったけど、岩より硬そうな千秋さんの心をどうにかこじ開けたくて。藁をも掴みたいあたしだったんだ。
さくさく店長の野乃さんに了解を取り付けると、あたしにスマホを突き出す。
ハルトさんとそのとき初めてSNSのアカウントを交換。セルドォルによく顔を出してもスタッフじゃないし不思議なカンジがしなくもない。・・・っていうか。なんかこれ、公開デートみたいになってない?!
「オジサンも焦るんじゃないですかねー?ハルトさん、どう見ても遊んでるっぽいしー」
「見えるだけだって」
「なんかされたら相談に乗る」
麻衣ちゃんとのやり取りを聞いてたマキノさんがあたしに向かってボソッと。
「刑事さんは怖いねぇ」
ハルトさんはクスクス笑いながらあたしの頭をポンポンした。
「まあオニーサンに任せときな」
妙な成り行きになったけど、岩より硬そうな千秋さんの心をどうにかこじ開けたくて。藁をも掴みたいあたしだったんだ。