「結局チアキさんは、紀子サマが頭冷やしてリベンジしたにも関わらず『ごめんね』しか言ってくれなかったわけですかー。どっちもしぶといですねー」

次の日。店頭で品出ししながらコソコソ事後結果報告。麻衣ちゃんはにべもない。

「てゆーか、その戦いが終わる頃にはどっちか骨になってそうですよねー。それから結婚式に呼ばれても困っちゃいますよー?」

あたしだって困るわ!脳内で全力ツッコミ。

『僕は愛するきぃちゃんの幸せを見届けるまで、ずっとそばにいるよ』

最後には半泣きになったあたしを優しくハグしてくれた千秋さん。朝起きたら、全くいつもと変わらない笑顔で『おはよう、きぃちゃん』って。姪っ子フィルターが“強化ガラス”にパワーアップしたんじゃないかと思う。

「呪いの解き方、だれか教えてくんないかなぁぁぁぁ」

「旅に出るしかないですかねー」

情けない声を出したあたしに適当に返る答え。

「取りあえず今夜は飲みましょー。紀子サマの誕生会なんですよー?しけたツラしないでくださいねー?」


・・・・・・前から思ってた。麻衣ちゃんはゼッタイ歳下じゃないと思う!