そもそもあたしをノンちゃん呼びしたのはお父さんらしい。紀子を『のりこ』読みして『ノン』。お母さんはふつうに『きぃちゃん』とか。千秋さんはお父さんを倣ってずっとノンちゃんって呼んでた。
そういうあたしも昔は千秋さんを『おにいちゃん、おにいちゃん』って懐きまくっててねぇ。ひとり残されたこの家に住んでくれて、念願の成人式を一緒に迎えられた記念に『今日から千秋さんて呼ぶねっ(ハート)』って。
姪っ子フィルターが分厚くて、女として意識されるには一朝一夕ってワケにはいかないの、よーく分かってたし。休みが合えばデートに誘い(向こうは家族サービス扱いだけど!)、恋人はいないのかと心配されるたび『千秋さんといるほうが好き』アピール。
フツウはそのへんで気付くでしょーが!『アレ?もしかしてノンちゃんは僕のこと・・・』くらい。今まで彼女らしき影がなかったのも、ノンちゃんがお嫁に行くまでは的な叔父バカのおかげとは思う。思うんだけどね?
もう腹くくったから、あたし。
「早く慣れてね千秋さん。次のステップが待ってるから」
にっこり笑ったら、意味が分かんないからかちょっとオドオドしてた。あーもうカワイイなぁ、ほんと!
そういうあたしも昔は千秋さんを『おにいちゃん、おにいちゃん』って懐きまくっててねぇ。ひとり残されたこの家に住んでくれて、念願の成人式を一緒に迎えられた記念に『今日から千秋さんて呼ぶねっ(ハート)』って。
姪っ子フィルターが分厚くて、女として意識されるには一朝一夕ってワケにはいかないの、よーく分かってたし。休みが合えばデートに誘い(向こうは家族サービス扱いだけど!)、恋人はいないのかと心配されるたび『千秋さんといるほうが好き』アピール。
フツウはそのへんで気付くでしょーが!『アレ?もしかしてノンちゃんは僕のこと・・・』くらい。今まで彼女らしき影がなかったのも、ノンちゃんがお嫁に行くまでは的な叔父バカのおかげとは思う。思うんだけどね?
もう腹くくったから、あたし。
「早く慣れてね千秋さん。次のステップが待ってるから」
にっこり笑ったら、意味が分かんないからかちょっとオドオドしてた。あーもうカワイイなぁ、ほんと!