そんな見知らぬ男の子が玄関のドアを開けてこちらを見ている。


 どうしよう……。


 その見知らぬ男の子が玄関のドアを開けたということは、ここの部屋の鍵を持っているということ。


 こういうとき、一体どうしたらいいのだろうか。


 まずは、その男の子に「鍵を返してもらえませんか」とお願いをする。

 それとも……。

 …………。

 ……あ。

 あぁぁ~っ‼ どうしよう……‼