ドアを開けたのは、十代半ばくらいの男の子。


 その男の子の印象は、ちょっとだけイマドキの男の子という印象。

 顔は、とてもきれいで整っている。

 見ようによっては美少女にも見える。

 髪は少しウェーブがかかってふんわりとしている。

 髪の色は濃いめのブラウン。

 瞳は透き通ったようなブラウン。

 肌もすごくきれい。


 ……って、見とれている場合ではなかった。

 美し過ぎるとはいえ、見知らぬ男の子には違いない。