「あれ?俺寝てた?」

「はい!いびきかいてましたよ(笑)」

「いびき?」

「はい、ぐぉっって(笑)」

先輩は口を押さえて照れた

「マジか〜、内緒な(笑)」

「誰にも言いませんよ、先輩のイメージが壊れますもん、授業中とか大丈夫なんですか?」

「多分な……横になったら口呼吸しちゃっていびきかくのかな?」

「口開いてました(笑)」

「もう、恥ずかしいな」

「私の前で恥ずかしいなんてもう思わないでしょ?」

「いやー、思い切り気抜いてた(笑)百華ちゃんの前だと素かもな、一緒に居て楽だよな、素がだせると……」

何か私もそんなことを言われると照れる

「ご飯食べましょう」

「うん」

キッチンの椅子にはタオルや下着など服が乱雑にかかっていた


「これ、片付けていいですか?洗ってあるものですか?」

「んー、多分洗ってあると思う」

早くも口に頬張って食べていた

「先輩、いただきますは?」

「んー、そんなこと1人じゃ言わないし、美味いよ」

そっか、それもそうだ

「あれ、百華ちゃんのご飯は?」

「私は家で食べてきました」

衣服を畳みながら答えた

「先輩、洗濯機は回せるんですよね?」

「ボタン押す、乾燥までしちゃうから」

「乾燥も入れっぱなしはダメですよ」

「少々シワになってても気にならない(笑)」