放課後2人に話があると言い、残ってもらった

「……で先輩と出会って……上手く説明出来ない気持ちが生まれて……」

2人に必死で説明した

「ばかだよねー」

「本当に(笑)」

「高校生にもなってさそれが好きって気持ちって気づかないなんて本当にバカ」

「何でさ会った時に言わないのさ、そしたら3人で先輩の事を語れたのに……」

「そうよ、それにさ眼鏡の事だってさ私らが頑張って理由を聞くことが出来たら百華だって半年以上も苦しまなくてよかったのにさ」

「2人とも……」

「百華が話してたら先輩と話せたじゃん」

「そうよ、遅いのよ言うのが(笑)」

「まあ、これからたっぷり先輩の事を話すこと」

「そうそう、たっぷり惚気けてもらうから(笑)」

「惚気?……っ無い無い、そんなの」

「あの先輩だよ?大学生だよ?何も無いわけないじゃん」

「本当に無いから……」

私は全力で否定した

「先輩もこりゃ大変だね、恋愛お子様の百華だし(笑)」

ガタッと椅子を引く音がして永和が席から立ち上がった

「じゃあな、百華」

「あっ、バイバイ」

永和は教室から出ていった