「えっと……いつからだったかな」

「忘れるわけないでしょ、あんなイケメン男子の彼氏なんだから」

「ひどいじゃん、私達が話してるの知ってたじゃん、私が彼女ですよとか思って聞いてたんだ……」

「ちがっ、……わなくはないけど付き合い始めたのは卒業してからだから」

「どっちから?」

「えーと……」

どうしよう……私からって言うと何故言ってくれなかったって事になるし、先輩からっていっても何か言われそう

そもそもそれが嫌で先輩との出会いも話してないし、校内でも声かけないでって言ったのに……

「言えないの?」

私は下を向いてしまった

友達の言葉が凄く冷たく感じた……

「ごめん、頭の中を整理して話す……」

私は自分の席に戻った

昼休みになった

「百華、昼食おうぜ」

「あっ、うん」

私は堤くんと教室を出て中庭に座る

「俺のせいか?」

「まあ、半分そうだけど、私も悪いのよ、あの二人が先輩の事好きなの知ってたから言えなかったの……」

「それが昨日言ってた事情?」

「うん、まあ、そうね(笑)」

私はお弁当を開けた