N高校で偶然出会った堤永遠(つつみかなた)先輩
バスケ部キャプテン、3年生、高身長でイケメンで有名
部活以外は眼鏡で過ごし、部活の時はコンタクト
当然ファンも多くてモテる
そんな先輩と1年の私、遠藤百華(えんどうもか)帰宅部が会ったのは校舎を走っている最中だった
突然の声で足が止まると眼鏡が落ちてきた
先輩が誤って落としてしまったのだ
私の頭の上に落ちてきた眼鏡を4階まで届けて知り合いになった
そう……単なる知り合いだと思うんだけど何故かその日から先輩の事を考えるようになる
かっこいいと友達から毎日のように聞いているが出会った事を何故か話せない
たまたま先輩は私のおじいちゃんの経営する眼鏡店の常連客で……
たまたま落ちてきた眼鏡を修理に出すため店に来る途中でゲリラ豪雨にあい
たまたまコンビニ食ばかりと知り夕食を一緒に食べた仲
それだけだ……
そこで先輩は眼鏡を修理に出す間予備の眼鏡をかけるはずだったのに、眼鏡が見つからないらしい
そこで、土日に一緒に探してよと言われた
先輩命令に逆らえず、ご飯の材料も買い込んで駅で待つ
そこで先輩は友達に私のことをこう言った
「まだ、捕まえただけだよ」