全く、私ったら……

お弁当を台所に持っていきもったいないけど中身を三角コーナーへ

明日用にお弁当箱を洗う

百華は着替えをして下の店舗に向かう

「おじいちゃん」

「百華、おかえり」

「ただいま、あのね、お願いがあるんだけど……」


祖父に先輩の名前を告げて店を開けておいて欲しいと頼んだ

「堤さんが来るなら開けておくよ」

「ありがとう、じゃあ、夕食の買い物行って支度するね」




百華は1度家に戻ってから夕食の買い物に出かけた


夕食は祖母と百華が半々くらいで作る

百華の家は両親ともツアーコンダクターをしている

母親にいたっては海外を飛び回ってる

遺伝なのかわからないが祖母も旅行が大好きでお友達とよく旅行に行く

昨日から留守なのだ

祖父は店がある為旅行はほぼ行かない

だから祖父と百華の2人での食事が1番多い

小さい時から祖父母に育てられたようなものだ

それが当たり前だったから寂しくはない

明日はお天気が悪そうだからまとめ買いをしておこうかな

両手1杯に荷物を抱え家に戻った

夕食の準備を終えて時計を見ると時刻は19時半になろうとしていた