「いいって、ほら、早く食べな(笑)」
「すみません、いただきます」
百華はパンを開けて食べ始めた
永遠は鞄からおにぎりを出して食べ始める
「あの、コンビニでパンもおにぎりも?」
「うん、俺結構食べるんだよね、すぐ腹減る」
鞄からペットボトルも3本出てきた
「あげる」
「あ、ありがとうごさいます」
百華はパンを食べながら
何か部活で見た人と別人みたいだなぁ
ずっとニコニコしてるし、のんびり時間が過ぎてる感じがしてる
パンを先に食べ終わった百華は永遠の眼鏡に手を伸ばした
「先輩の手じゃ無理なので私の爪で少しだけネジを締めておきますね、すぐ緩んじゃうかもしれないですけど」
百華は緩んでるネジの部分を回した
「これで少しは大丈夫かと……」
百華は眼鏡を広げて先輩の目の前に持っていく
永遠は目をつむった
えっ……?
かけてってことかな?
あっ両手がふさがってるからか
「あの、かけるんですか?」
一応聞いてみる
「うん……」
「あっ、じゃあ、動かないでくださいね」
長いまつ毛……
あっ目尻に小さなほくろ
みんながイケメンて騒いでるだけあってキレイな顔をしてる……
百華はゆっくりと永遠の耳に眼鏡をかけた