「普通……眼鏡探しに人呼びます?」

「何か百華ちゃんなら見つけてくれそうな気がするんだよね」

「何でですか?」

「何でかなぁ……百華ちゃんといると素の俺を出せるかな、俺の部屋、凄いけど引かないでくれよな(笑)」

「そんなの……わからないじゃないですか」

「だから来て!一緒に探そ(笑)」

先輩、嬉しそうな顔してる

ニコニコしちゃって……

はぁと軽くため息をついた

「明日、1時に駅でね!」

「はい!?」

「先輩命令ね(笑)」

「ずるいです!」

テンポよく会話が続き始めた時に予鈴が鳴った

「あっ、教室に帰らなきゃ」

「時間経つの早いなぁ、明日部活終わりに待ってるから……」

永遠は百華の為に後ろのドアを開けてくれた


「先輩、5限もサボるんですか?」

「………ん?さぁね(笑)」

「サボったら明日行きませんよ」

「百華ちゃんにはわからないじゃん」

「私、なんとなくわかる気がします、今サボろうとしてる気分ってピピッときました」

「(笑)参ったなぁ、わかったよ、出るよ」


「ほら、やっぱり」

「(笑)早く教室行きな」

「わかってまーす(笑)」

百華は走りながら教室に戻った