「う〜ん、おとといの朝からコンタクト入れたんだけど1日入れてたら充血しちゃってね、昨日から部活だけにやっぱりしようと思ったんだよ」
「眼鏡は?」
永遠はフイッと私から目を反らせた
「眼鏡は?(笑)」
「見つからない……」
「どれだけ部屋汚いっ……いえ片付けてないんですか」
「今、汚いって言った……」
「言い直したじゃないですか」
「汚いって……ゴミはちゃんと捨ててるし」
「じゃあ、何で眼鏡がないんですか?」
「わからないんだよねー、見えないから探せない……かな?」
「部活の後もう少しコンタクト付けてたらいいじゃないですかー」
「つい……(笑)」
「ついじゃないですよ、帰り道見えないでしょ?」
「人の姿は見えるからなんとか、体育館出て部室で着替える時に癖で外しちゃうんだよ、もうルーティン?」
「だからほっとけないんですよ、ちょっと考えればわかる事じゃないですかー」
「昼ごはん食べに来たんだろ?一緒に食べよ」
もう〜と百華は言いながら永遠の隣に座った
「先輩は背も高いし人気あるから目立つんです、朝から友達とか眼鏡無しだったー、きゃーとか話してるんですから」