くすりのこと
あやかし・和風ファンタジー
完
1
よすが爽晴/著
- 作品番号
- 1611126
- 最終更新
- 2020/07/31
- 総文字数
- 6,081
- ページ数
- 2ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 1
「なぁ、ピクシー」
「なんでしょう、キュウ」
「なんで人ってさ、こうも自分のために貪欲で――一瞬のために薬に縋るのだろうな」
「……それ、縋りたくなるような不思議な薬を生み出す貴方が言います? そんなこと思ってもないくせに」
「ははっ、確かに……一生俺は薬屋だからな」
「なんでしょう、キュウ」
「なんで人ってさ、こうも自分のために貪欲で――一瞬のために薬に縋るのだろうな」
「……それ、縋りたくなるような不思議な薬を生み出す貴方が言います? そんなこと思ってもないくせに」
「ははっ、確かに……一生俺は薬屋だからな」
- あらすじ
- 夜が明けない裏の世界にある薬屋『奇し屋』。
そこで巻き起こる不思議な薬を求める人間と、少年のお話。
本日も『奇し屋』、世界のどこかで開店でございます。
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