やあ、隣いいかな? 君はよくこの喫茶店に来るの?…奇遇だね僕もよく来るんだ。ん?初めて会ったでしょう?…確かにそうかもね…あっマスター僕いつものクリームソーダください。まあまませっかくだし僕の話を聞いてよ。つまらない話じゃないはずだからさ…

僕はこの街に来て何年になるかな…10年…?15年くらいかな?親の都合で引っ越してきたんだ。僕は都会の育ちだったから…この街はなにもないなあって思ってたよ。あっでも南の方にすごく綺麗な海があるよね。そこの景色はすごい綺麗だよね。あと空。夏は特に星が綺麗ではっきりと星座が見えるんだ。君はこの街の出身?そうここなんだ。そしたらこの海と星の綺麗さは知ってたか…え知らなかった?!それは損してるよ…?1回行ったほうがいい。…まあそれは置いておいて、僕はこの街の海の綺麗さと星に引かれてリフレッシュしたい時はいつも海に来てたんだ。ある日いつも1人で誰もいないのに人がいたんだよ。どんな人かなーって思ってたらその人海に入りだして!えっこんな夜に海?!って思って自殺かと思ってその人を助けちゃったの。その人は泣きながら死にたいって言っててね…僕もうどうしたらいいかわかんなくなっちゃって…話聞いてると振られたんだってさ。正直僕は振られたくらいで…って思ったんだけどまあ悲しいことだよね。とりあえず宥めて家に帰るように言ったんだ。夜遅かったしね。その時に彼女と話しているうちに家が近かったんだ。まあ近所さんだーと思って何かあったら連絡してねって言って連絡先を交換したんだ。…僕もなんで交換したのか分からないんだけどなんか放っておけないなって思っちゃったんだ…そこから彼女と連絡を取るようになって仲良くなったんだ。

…あれもうこんな時間か…すっかり暗くなっちゃったね。僕もう行かなきゃ。話を聞いてくれてありがとう。ん?続き?ははっじゃあまたこの時間に会えたら話すよ。それじゃあまた。