木の影が大きく伸びて真白と龍彦を包んだ。
木の影は二人の熱くなった感情にも影をさした。
そしてその影はゴングの役割を果たす。
初めに動いたのは緒方龍彦だった。
大きく右拳を真白の顔面目掛けて振り下ろす。
真白はすんでのところでよけるも少しかすって頬から鮮血がとんだ。
「・・・・・・・つっ」
痛みで声が漏れた。
しかし鮮血が飛んだのは緒方龍彦も同じだった。
大きく横腹あたりから血が滲み出ていた。
「よけながら手刀をいれたのですか」
セシリーが見えていない凡人のために講釈を垂れる。
レッドヒーローズのメンバーは身動き一つしないで、セシリーの声に耳を傾けていた。
木の影は二人の熱くなった感情にも影をさした。
そしてその影はゴングの役割を果たす。
初めに動いたのは緒方龍彦だった。
大きく右拳を真白の顔面目掛けて振り下ろす。
真白はすんでのところでよけるも少しかすって頬から鮮血がとんだ。
「・・・・・・・つっ」
痛みで声が漏れた。
しかし鮮血が飛んだのは緒方龍彦も同じだった。
大きく横腹あたりから血が滲み出ていた。
「よけながら手刀をいれたのですか」
セシリーが見えていない凡人のために講釈を垂れる。
レッドヒーローズのメンバーは身動き一つしないで、セシリーの声に耳を傾けていた。