繫華街でセシリーと歩いているとセシリーが言った。

「街に赤い色が目立つわ、流行っているのかしら?」

セシリーよりも少しは事情通な真白は首ふった。

「セシリーこの赤い色のリストバンドしている方々はカラーギャングというそうですよ」

セシリーは自分の中にある記憶をたどる。

「ギャングね、知っているわ、マシンガン持って銀行を襲ったりする人達ですね」

「それはこの前見た昔の映画ですね、それとは少し違うと思うのですが・・・・・・・まあ、あたらずともとうからずと言ったところでしょうか」