「・・・え!?」


この声!?


俺は慌てて後ろを振り向くと
両手にプリントを抱えた俺よりも頭一個分小さい
ミディアムで黒髪の少女がこちらを睨んでいた。


「ララ・・・」


「なにを言ってるんですか?」


「いや、俺が変って・・・」

「こんな廊下のど真ん中で考え事して、
しかもパラレルワールドって・・・やっぱり変です!」


「あの俺―――!」