「あ~ぁ、また避けられちゃった」


そうか・・・!


「うおおお!」


俺はまたしても山辺に向かって走りだした。


「また?」


そして山辺は目を瞑ってまた大きな波動を出し
俺は後ろに退けるとまたしても山辺は人差し指を上に向けた。


―――いまだ!


俺は針が飛び出すのを利用し反動をつけて
山辺のほうへ剣先を向け跳んだ。


「―――くらえ!」



「―――っ!」