「ララ!ララ!!」


「はーーあ!いい能力手に入れちゃったー!
まさかあそこまで回復量のある魔法を持つ奴がいるなんてなー」


「おい・・・」


「さぁ、続き・・・する?」


「当たり前だろ・・・!お前を倒す!」


俺は再び剣を握りしめ山辺に向かって走り出した。


「うああああ!!」


山辺は再び目を瞑った。


―――来る!


俺はさっきと同じ攻撃が来ると読み
瞬時に後ろに飛び退いた。


「へぇ、避けるんだ?じゃあ、これはどう?」


今度は山辺が右手の人差し指を
上に向けてスッと上げた。

すると俺が立っていた地面が揺れだし、
俺は慌ててその場を離れた。


振り向くと地面だった場所は
大きな刺の形になっていた。


串刺しにするつもりか!?