「そうだよ?この世界なら僕は魔王で
魔王は嫌いな奴を消しても捕まらないんだから!
さぁ、消えてくれるね?雑魚キャラ隆真くん?」


「ゆ、勇者様をバカにしないでください!」


「ララ!?」


俺の後ろで肩を震わせていたララが突然叫んだ。


「勇者様は頑張ってました!一生懸命勉強して、
一生懸命修業して・・・!」


ララは一歩一歩踏み出しながら言った。


「あなたみたいな最低な奴に
勇者様をバカにする資格はありません!」


「・・・ララ!そうだな!?」


俺はララの言葉に押され、
剣を握りしめ魔王の山辺に立ち向かった。