「勇者様!もうすぐです!
この山の頂上に魔王城があるはずです!」


「そうか!よし!行くぞ!」


俺は一気に駆け上がった、
前の世界でこんなにも
一生懸命走ったことはあっただろうか?

一生懸命勉強したことはあっただろうか?

命の危機を感じたことはあっただろうか?


いや、ない!


自分でも気づかぬうちに俺は努力し、
努力の成果を感じられるこの世界を
俺は好きになっていたんだ。