「では勇者様、この剣を・・・」


俺は剣を受け取り、村を出て
モンスターのいる地へ再び踏み出した。


「勇者様!けがをしたら遠慮せずに行ってくださいね?
いっぱい回復薬持ってきたので!」


「そうか・・・」


なんか信用されてない気がする・・・


「あ!さっそくスライムが現れましたよ!
さぁ!その剣でバシーっとやっつけちゃってください!」



「お、おぅ・・・!」


俺はスライムに向かって剣を振り下ろした。


するとスライムは半分に切れたかと思うと
次の瞬間には溶けたように消えていってしまった。


「わぁ!やりましたね!?
前の仇!とりましたね!」


「あぁ・・・」


多分この前の
スライムじゃない気がするが・・・まぁいいか