「はい!終わりました!」


見ると両手のマメは綺麗に消えていた。


「すげえ!ララ!お前ってすごいんだな!?


「えへへ・・・私にできるのはちょっとした
怪我を直すことくらいですよ・・・
そんな大した力じゃないです!」


「いや、マジですげーよ・・・
俺なんて今日は1レベル上がっただけだし・・・」


「勇者様ならすぐにもっとレベルが上がりますよ!」


「大体、こういう場合って転生とか召喚とかされた人間は
チート的な能力を持っててさ、めっちゃ強いんじゃないのかよ?」


「勇者様何を言ってるの?何の話?」


ララは俺の言葉を
理解できてない様子だった。