そこまで言うとララとじいさんは
まるでゴミでも見るかのような目で俺を見ていた。


「な、なんだよその顔・・・」


「はぁ・・・勇者様・・・」


ララは俺の肩に手を置き言った。


「努力・・・しましょ?」


「・・・は?」


「努力して!レベル上げて!魔王を倒しましょう!」


そして俺の生まれて初めての努力が始まってしまった。