「ただいま!おじいちゃん!」


「おぉ、ララ!勇者様!
もう魔王を倒されたので?」


「んなわけないだろ!?」


俺は腕を抑えながら悪態をついた。


「勇者様どうされたのですかその怪我!
いったいどんな強いモンスターにやられて・・・」


「・・・スライムだけど」


「え?スライム?スライムの進化系ですか!?
いったいどんな強いスライムに・・・」


「ふっつーのスライムだよ!悪かったな!?」


「おじいちゃん!いいから早く回復薬持ってきて!」


「お、おぉ・・・そうじゃな!」


じいさんは棚から緑の薬を持ってくると俺に渡した。