「あ! 海姫くん、顔見たい!」 「……どーぞ?」 顔を突き出す彼。 前髪をかき分けたら、あの日に出会った人魚の彼。 「……やっぱりすごいイケメンだった」 「だろ」 得意げに笑う、イケメンで、人魚で、だけど歌が下手なかわいい彼氏ができました。 「人魚なのに歌が下手って、もうそれ絶対人魚じゃなくて、海姫くんはただのきれいな魚の末裔!」 「やめろ、それは絶望。人魚がいい」 完