澄香と付き合い始めて2年半になる。だけど……キスから先に進めていない。

 澄香の門限が壁になり……なかなかその先に進めない。今日こそは絶対に……澄香とキス以上の関係になるってみせる。嫌だとは言わせない。

  愛しの彼女に返品不可能なプレゼントをあげる。こっちは夜のデートを2年も待たされたんだから。

 澄香に拒否する権利なんて無い。ファーストキスなら2年前のクリスマスにしたけど……あれは、お子ちゃまのキスに過ぎない。

 今日は大人のキスを教えてあげるんだから覚悟してろよ……今日は門限が無いって聞いたから最大のチャンスだ。

 次はいつになるか分かんないから……チャンスを逃す訳にはいかない。

 彼女は否定しているが俺から見れば、澄香は箱入り娘みたいに育てられてるから門限が早いと思っている。

 澄香は頑なに箱入りを否定し、最近はなにかと変な事件が多く両親が心配だからと言ってたが、俺の目にはそれだけには見えない。

 でも何より一番嬉しいのは……やっと翔太って呼んでくれるようになったこと。

 太陽が沈んでからのデートは、初めてだから……ワクワクしている。

 自分の全てを捧げるって決めてから……楽しみでしょうがない。

 澄香とディナーを済ませた後で、向かったのはイルミネーションで輝いている噴水のある公園。

 クリスマスに、ここでキスしたカップルは永遠に結ばれるって、言い伝えがあるので、俺たちはこの場所を選んだ。

「好きだよ、翔太」

「俺も澄香が好きだ」

 そして俺は澄香にキスをした。触れるだけのキスじゃ、物足りなく……舌を絡める激しいキスをした。

「……うっん、はぁん」

 澄香の気持ち良さそうな声が快感だった。こんなに激しいキスをしたのは初めてだった。

 それから俺は澄香をラブホテルに連れて行き……初めて体を重ね合わせた。
 
 身体中にキスマークをつけ、俺からの返品不可能なプレゼントを……澄香は喜んで受け取ってくれたのだった。






【END】