しかしそれは光なりの告白であったようで、

「私はあなたの素晴らしい伴侶になりたいと思いました」

 という言葉で、それは的中したように感じられた。

 しかし。

 光とて愚昧ではない。

 宮崎希というライバルがいることを理解はしているようで、

「私も負けるわけにはいきません」

 カレーを食べたあとの口で、隣に座っていた翔馬の首に腕を回し、まるで媚薬でもかかったかのように、翔馬の唇を甘噛みした。

「翔馬…愛してます」

 次第に舌が入ってくるようになったので、

「ちょっ…待っ、待てっての!」

 ひとまず光をなだめた。