このあとのだりあは、大介がグッタリするほどアクティブに限りを尽くし、はじめは何とか逃れようという算法も大介は考えたらしいが、次第にそんな思考が吹っ飛んでしまうほどの乱れっぷりで、

「百合香…ごめん」

 大介が後で落ち込んでしまうほどであった。

「…大介、ゴメンね」

 絶頂を迎えたあとのだりあは目がとろんとしていて、上気した顔は艶かしくなっている。

「これで嫌ってやるって思ってたのに…やっぱりダメ」

 だりあは大介にしがみついた。

「…ね、私じゃダメ?」

「?」

「百合香の代わりには…ならないよね」

「だりあはだりあやん」

 大介は初めて、だりあを呼び捨てにした。