だりあは強い意志のこもった言い方で、

「…ずっと想ってたんだから、最後はせめて成就させてよね」

 大介は困惑した顔をした。

「それはどうかと…」

 だりあはことさらに無視をするように、大介の隣に座ると、大介の首に腕を回してキスをした。

「…私のファーストキス、だからね」

 だりあは大介の唇を甘噛みし、うっとりとした様子で舌を絡ませてきた。

「…大好き」

 だりあはリミッターが外れたようにキスを続けた。

 大介はだりあをなだめようとしたが、

「…これだけ本気にさせといて、逃げるなんて許さないからね」

 だりあは大介を睨んだ。

「私のデザートは、大介なんだから」

 構わずだりあは、大介の耳を恍惚気味に噛んだ。