「恋愛感情だって勘違いしてない?」

目を伏せて呟いた君に、この想いが恋情でないというのならば、そんなの私、一生恋愛なんてできないものだと思ったけれど。

声に変わりそうだった拙い言葉はきっと「俺は幸せに出来ないから」なんて、決まりの悪い別れ文句に呑み込まれてしまう気がした。