ちなみにこの頃からすみれはツインテールにしていたのだが、たまにほどくときがある。
当時片思いをしていた隣のクラスの蠣崎廣健と接近する機会がある、体育の授業のときは、ツインテールをほどいた。
すみれのいた旭川の中学は、生徒数が多くない。
体育の授業は、隣どうしのクラスが合同で受ける。
そのため、すみれと廣健は同じ体育の授業となり、果然すみれは廣健と近づくこともあった。
廣健の蠣崎家は父親の代までいた松前では文武両道で知られた家で、当たり前ながら廣健もスポーツは覚えがある。
いっぽうのすみれもダンススクールに通っていたりしたので、スポーツは出来ない訳ではない。